このようなことはありませんか。
「仕事を始めても、なかなか長続きしない」
「職場の人間関係で疲れてしまう」
「曖昧な指示が苦手」
「急な予定変更があると混乱してしまう」
「好きなことなら集中できるのに、仕事になるとうまくいかない」
このような経験はありませんか?
アスペルガー症候群という言葉で説明されてきた特性は、現在の診断上では**ASD(自閉スペクトラム症)**という大きなくくりで扱われています。
ASDの特性は一人ひとり異なるため、「ASDだからこの仕事が向いている」と一律に決めることはできません。
大切なのは、診断名だけを見るのではなく、
- 何が苦手なのか
- 何が得意なのか
- どのような環境なら力を発揮できるのか
を知ることです。
那覇市・首里の**就労継続支援B型「首里カルディア」**では、一人ひとりの特性や得意なことを確認しながら、自分に合った働き方を探し、「働く力」を少しずつ身につけていけるよう支援しています。
アスペルガー症候群とASDの違い
以前は「アスペルガー症候群」という診断名が使われていましたが、現在は医学的には**自閉スペクトラム症(ASD)**という診断名の中にまとめられています。
一方で、「アスペルガー症候群」という言葉で自分の特性を検索したり、表現したりする方も多いため、この記事では検索されやすい言葉として「アスペルガー症候群」を使用しながら、現在の考え方であるASDについても紹介しています。
大切なのは名前ではありません。
「どんなことで困っているのか」
「どんな環境なら安心して働けるのか」
そこを一緒に考えていくことが大切です。
ASDの方が仕事で感じやすい5つの困りごと
① 曖昧な指示が分かりにくい
「適当にやっておいて」
「いつもの感じで」
「空気を読んで対応して」
このような曖昧な指示に戸惑う方もいます。
一方で、
「○時までに○○を10個作る」
「この順番で作業する」
など、具体的な指示であれば力を発揮しやすい場合があります。
② 急な予定変更が苦手
「今日はこの作業をする」と予定を立てていたところに、突然別の仕事を頼まれる。
このような状況に強いストレスを感じることがあります。
これは「わがまま」なのではなく、見通しを持つことで安心して行動できる特性の表れかもしれません。
③ 人間関係に疲れてしまう
仕事そのものよりも、人間関係に大きな負担を感じる方もいます。
- 暗黙のルールが分からない
- 雑談が苦手
- 大人数の会話に入りにくい
- 相手の意図を考えすぎてしまう
- 冗談を真に受けてしまう
こうしたことが積み重なることで、「働くこと」そのものが嫌になってしまう場合もあります。
④ 得意・不得意の差が大きい
ASDの特性がある方の中には、
「これはものすごく得意なのに、簡単なことができない」
という経験をする方もいます。
例えば、
- 興味のあることに高い集中力を発揮する
- 細かい作業が得意
- 正確さを求められる作業が得意
- 一人で集中する作業が得意
- 同じ作業を繰り返すことが苦にならない
- 特定の分野について深い知識がある
といった特徴があります。
だからこそ、「できないことを平均に近づける」だけではなく、**「できることを仕事につなげる」**という考え方も大切です。
⑤ 感覚の違いで疲れてしまう
音、光、におい、人の多さなど、周囲の環境から強い刺激を受ける方もいます。
「人が多い職場にいるだけで疲れる」
「大きな声が苦手」
「複数の音が同時に聞こえると集中できない」
など、仕事内容だけでなく働く環境そのものが自分に合っているかも重要になります。
「自分に合う仕事」が分からない方へ
ASDの方の仕事を考えるとき、「ASDに向いている仕事」を探すだけでは十分ではありません。
まずは、自分自身の
得意なこと
- パソコン
- 数字
- 文章
- 絵・デザイン
- 手作業
- 整理整頓
- 繰り返し作業
- 情報収集
などを整理してみましょう。
一方で、
苦手なこと
- 電話対応
- 接客
- 大人数での作業
- 急な変更
- 複数の仕事を同時に行う
- 曖昧な指示
なども整理します。
まるで**「自分の取扱説明書」**を作るように、自分に合う働き方を考えてみることが大切です。
首里カルディアでは「できること」から始めます
首里カルディアでは、利用者さん一人ひとりの得意・不得意を確認しながら、取り組みやすい作業を一緒に探します。
💻 パソコン・IT作業
- データ入力
- PC操作
- Web関連作業
- ホームページ制作
- 画像制作
- AIを活用した作業
など。
🎨 ものづくり・創作
- 手作業
- 商品制作
- オリジナルグッズ制作
- 3D手形・足形アート
など。
📦 軽作業
- 商品関連作業
- 梱包
- その他の軽作業
など、さまざまな作業があります。
「人と話すことは苦手だけど、パソコンなら集中できる」
「細かい作業なら得意」
「まずは簡単な作業から始めたい」
そんな方も、自分に合った作業を探すところから始められます。
「毎日通う自信がない」という方へ
いきなり週5日、長時間の通所を目指す必要はありません。
首里カルディアでは、
見学
↓
体験
↓
短時間からスタート
↓
生活リズムを整える
↓
少しずつ作業時間を増やす
というように、自分のペースで進んでいく考え方も大切にしています。
「自分に合うか分からない」という段階でも大丈夫です。
実際の環境を見て、作業を体験してから考えることができます。
就労継続支援B型は「働けない人が行く場所」ではありません
就労継続支援B型は、一般企業などで働くことが現在は難しい方が、就労や生産活動などを通して、知識・能力の向上や維持を目指す障害福祉サービスです。
つまり、
「今すぐ一般就労が難しい」=「将来も働けない」
ではありません。
B型で経験を積みながら、
- 生活リズムを整える
- 作業習慣を身につける
- 得意な仕事を見つける
- PCスキルを身につける
- コミュニケーションを練習する
- 自信を取り戻す
など、次のステップにつながる経験を積むことができます。
ASDの特性を「弱点」だけで終わらせない
「コミュニケーションが苦手」
「臨機応変な対応が苦手」
「人間関係が苦手」
こうした部分だけを見ると、自信をなくしてしまうことがあります。
しかし、見方を変えると、
こだわりが強い
→ 一つのことを深く追求できる
変化が苦手
→ 決められた手順を守って正確に作業できる
人付き合いが苦手
→ 一人で集中して作業できる
という可能性もあります。
もちろん、すべての方に当てはまるわけではありません。
だからこそ首里カルディアでは、診断名だけで判断するのではなく、実際の作業を通して「その人の得意」を見つけることを大切にしています。
「仕事が続かなかった」経験も無駄ではありません
何度も転職した。
仕事を辞めてしまった。
人間関係で退職した。
体調を崩してしまった。
そんな経験があると、
「自分は社会で働けないのでは?」
と考えてしまうかもしれません。
しかし、その経験から、
「自分には何が合わなかったのか」
を知ることもできます。
「接客は負担が大きかった」
「電話対応が苦手だった」
「急な変更が多い職場は難しかった」
「一人で集中できる仕事のほうが向いていた」
と分かれば、それは次の環境選びに活かせます。
過去の経験を「失敗」だけで終わらせず、自分に合う働き方を知るための経験として捉え直すこともできます。
那覇市・首里でASD・アスペルガー症候群の方の就労支援をお探しなら
「働きたい。でも、今までの働き方では続かなかった。」
そんな方にこそ、一度環境を変えてみるという選択肢があります。
首里カルディアでは、ASDの特性を「できない理由」だけで見るのではなく、その人らしい働き方を見つけるためのヒントとして考えています。
「自分に合うか確かめたい」
「どんな作業があるのか見てみたい」
「B型を利用できるか相談したい」
という段階でも構いません。
見学・体験受付中【無料】
首里カルディアでは、見学・体験利用を随時受け付けています。
- 事業所の雰囲気を確認
- 作業内容を体験
- 工賃制度について説明
- 利用までの流れを相談
など、一人ひとりに合わせてご案内します。
まずは話を聞いてみたい。
その段階からでも大丈夫です。
あなたに合う働き方は、これまで働いてきた場所とは違うところにあるかもしれません。







